決算申告書作成
法人・個人の決算未経験者を対象に、分かり易く説明します。
決算では、「必ずコレ」と決まった手順がありません。
会社毎の個別事情を斟酌しながら、会計処理を進めていきます。
以下では、決算の流れの一例をご紹介します。
決算の流れ(日々の仕事~期末)
1. 日々の取引を記帳します
領収証・請求書等を元に、会計ソフトへ取引を入力します。
小規模事業者の場合、
記帳代行サービス
を利用されている方も多いでしょう。
- ・「専門知識を持つ人材が社内にいない」
- ・「経理はアウトソーシング化し、自社の強みの強化に注力したい」
等の理由で、会計事務所・税理士へ入力を委託されるお客様は多くいらっしゃいます。
他方、下記のようなお悩みを持たれているお客様もおられるかもしれません。
- ・「経理作業の業務量が多く、担当者の残業代が心配だ」
- ・「事務作業を簡素化し、人件費コストを抑制できないだろうか」
社内で経理部を設置し、自計化することは、有意義です。
財務状態をタイムリーに把握し、意思決定の迅速化を図ることができるからです。
(いわゆる日々決算/月次決算を行います)
一方、経理人員を抱えることで、人件費の増加を懸念されるかもしれません。
特に社員:20名以下の小規模会社の場合、私は税理士へのアウトソーシングをオススメしています。
なお、経理知識・経験のない方が記帳を行い、決算のみ税理士にチェックを依頼する・・といったサービスは請負っていませんので、予めご了承ください。
2. 月次決算処理を行います
日々の取引とは別に、月次決算において必要となる税務・会計処理を行います。
月次決算は、期中における経営成績を、月毎に集計します。
変化の早い現代の経営環境では、多くの企業が採用しています。
なお、弊事務所では月次決算処理の迅速化に取り組んでいます。
自計化されている場合、最短2営業日での月次決算が可能です。
3. 年次決算処理を行います
月次決算とは別に、年次決算において必要となる税務・会計処理を行います。
また、一般的に「決算節税対策」と呼ばれる処理も、ここで検討されることがあります。
稀に見受けられるのが、
- ・「決算直前まで、利益予測ができませんでした」
- ・「決算対策を行う時間・資金的余裕がありません」
といった、状況に陥ってしまうことです。
「良い決算」を迎えるためには、事前準備が必要となる場合もあります。
顧問税理士との日々のコミュニケーションが大切になるでしょう。
4. 税務申告書の作成・提出を行います
決算書を元に、所要の税務調整を行い、税務申告書を作成・提出いたします。
なお、お客様によっては、
- ・「年一決算処理で構わない」
- ・「決算は自社でできるので、税務申告だけ行って欲しい」
等、ご要望があります。
社員:100名程度の会社様では、優秀な経理部員を擁していることも多いでしょう。
弊事務所では、お客様のご要望に合わせて、最良の業務プランをご提案させて頂きます。