税務署への嘆願書の書き方と雛形文例
税務
寛大な処置をお願いしたい・・
困ったときの嘆願書の書き方
-税務署へのひな形文例-
その他
- 2015.08.20 -
嘆願書とは何か
嘆願書とは、税務署へのいわば「お願い文書」です。
税務調査やその他税務署からの指摘で、何らかの問題が発覚したとします。
このとき、やむを得ない事情等を陳情し、いわば情状酌量を求めるものです。
以下では、嘆願書のひな形/文例等の書き方を紹介します。
税理士指導の元、自社の実情により、カスタマイズして下さい。
嘆願書の文例
以下では、会計帳簿等を紛失した場合の書き方をモデルケースにします。
法人税・消費税法上、会社には7年間の帳簿保存義務があります。
仕入税額控除を受けるためには、請求書・領収書等の保存が必要です。
- 嘆願書
- 倉敷税務署長 殿
- 平成□□年■月◇日
- 嘆願人 岡山県倉敷市○○町1丁目
- 株式会社 △△
- 代表取締役 ×× ㊞
- 代理人 岡山県倉敷市●●町2丁目
- 税理士 ■■ ㊞
- 嘆願内容
- 平成●●年の消費税確定申告書につき、一部帳簿書類の保存がないため、 仕入税額控除を受けることができません。
- しかし、本事実は下記やむを得ない事情に起因するものであり、消費税法第30条7項但し書きの適用を嘆願申し上げます。
- 記
- 1.やむを得ない事情の発生経緯
- 平成××年○月◇日未明、弊社建物に落雷が発生し、その影響で火災が生じました。
- 消防隊の活動により、鎮火に至りましたが、その過程で帳簿および請求書の一部が滅失しました。
- 災害発生以降、帳簿復元および領収書等の再発行を試みましたが、全てを復元および収集することができず、現況に至ります。
- 2.滅失の範囲
- 平成××年●月◆日から○月◇日までの領収書および請求書
- 3.添付資料
- 落雷当時の写真
- 新聞報道の記事